近赤外線吸収材料
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希土類元素は、元素番号21のスカンジウム(Sc)、39のイットリウム(Y)、57~71のランタノイドの計17元素の総称で、「レアアース(Rare-earth)」とも呼ばれます。
レアアースと良く似た言葉で「レアメタル」が使われていますが、レアメタルは海外では"minor metal"と呼ばれ"rare metal"はrare-earthと同義であまり使われません。
レアメタルは希土類元素の他に元素番号3のリチウム(Li)や22のチタン(Ti)なども含まれた総称で、元素からみた関係は、"レアアース"<"レアメタル"となります。
ランタノイドの元素のうち、元素番号61のプロメチウム(Pm)は地球上では天然でごく僅かしか存在しません。元素番号60のネオジム(Nd)までを軽希土、62~64までを中希土、65~70を重希土と呼ばれ、磁石の分野ではこれら軽希土、中希土、重希土を希土類元素と呼ぶこともあります。
希土類元素は、産地により含有量は異なるものの天然では同じ鉱石中に混在し、単体元素を得るには溶媒抽出等複数の工程を得る必要があります。このため、必要となる元素を得ると不要(需要が少ない)な元素も同時に産出されます。
希土類元素の分離・抽出の方法は、別の機会にコラムで詳細を掲載する予定です。
最終編集日:20220607