近赤外線吸収材料
Near-Infrared Absorbing Materials
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カーポートやサンルーム等に用いられる透明なポリカーボネート樹脂(PC)は、軽くて強靭で透明性が高く、日光を取り込みながら雨風をしのぐことができる窓材・屋根材として広く使われています。
一方で、その多くは明るさを保つための採光性を優先した構造となっているため、夏場は日差しの影響で車内や室内が高温になりやすく、不快な空間になってしまいます。たとえばカーポートでは、炎天下における車内温度は65℃、ダッシュボード表面温度では80℃近くにまで上昇することがあるとされています。
各地で記録的な猛暑が観測される近年、暑さに対する省エネや環境対策は世界経済にとっても大きな関心事になっています。
季節を問わず明るい空間を確保しながら、夏の暑さやその照り返しを防ぐことはできないのでしょうか?
住友金属鉱山の近赤外線吸収材料は高い遮熱性と透明性を併せ持つ材料です。
近赤外線吸収材料は、太陽光の暑さの源である780-2500nm域の光を大きくカットしつつ、透明性が高いため明るさも保つことができます。また高温となるため、有機系の近赤外線吸収材料では困難であった窓材・屋根材に使用されるポリカーボネート樹脂への練り込みが可能です。
このように、近赤外線吸収材料を練り込んだPCを窓材・屋根材として用いることで、室温上昇の原因となる光だけをカットしながら、明るさや建物のデザイン性を保ちつつ、快適な室内環境を実現することができます。
下記のグラフは、実際に太陽光による温度上昇比較を示したものです。近赤外線吸収材料を使用したガラスのほうが使用してないものに比べ、温度上昇を10~20℃抑えられていることが分かります。
ブルースモーク(染色しているもの)でも効果はありますが、当社近赤外線吸収材料を添加することでクリア、ブルースモーク共に大幅に改善します。
当社近赤外線吸収材料「LaB6」を使用したガラスと未添加のガラスの温度上昇を比較したグラフです。
当社近赤外線吸収材料を使用したガラスは、未添加材に比べて10〜15℃程度、温度上昇を抑えられることが分かります。
当社の近赤外線吸収材料によって実現した、窓材・屋根材の室温上昇を「防ぐ」機能、屋外の環境に「耐える」機能はイマジネーション次第で他分野でも応用可能です。
また当社では、独自の配合・分散技術によって開発された遮熱マスターバッチも製品化しており、原料樹脂ペレットと共に溶融混錬するだけで、ナノ微粒子が高度に分散されたプラスチック・グレージング(樹脂ガラス)を容易に製造可能です。
遮熱PGは、従来の無機ガラスより軽量・強靭で色や形状の自由度が高いため、エネルギー環境問題が深刻化し、建造物や自動車のエネルギー効率への関心や規制が高まるにつれて、ますます注目されると考えます。今後は単なる居住空間の空調負荷軽減に止まらず、特異な選択波長性が要求される電子・光学デバイスや、農業分野への応用が期待されます。
あなたの持つイマジネーションを住友金属鉱山の近赤外線吸収材料で実現してみませんか?
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