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Glossary 用語集

ボンド磁石

ボンド磁石は、磁石粉末を結合剤(バインダー)で固定して形状を保持した複合材料磁石です。
例えば、結合剤に、プラスチック樹脂を用いた磁石(これは俗称で"プラマグ"と呼ぶこともあります)、ゴムを用いた磁石(これは俗称で"ゴムマグ”や”ラバーマグ"と呼ぶこともあります)、亜鉛(Zn)などの金属を用いた磁石などがあります。
ボンド磁石は、焼結磁石に比べて磁力を持たない結合剤が成形体中に含まれるため磁力は下がります。しかし、リング状や薄肉のシート状、凹凸のある複雑形状など形状の自由度が高い、焼結時の大きな収縮や表面の凹凸が生じず加工レスで高い寸法精度が実現できる、割れや欠けが生じづらく結合剤によっては可撓性を持たせることができるなどのメリットがあります。
希土類ボンド磁石はPCの普及や高性能・高容量化・小型&軽量化と併せてハードディスクのモーター(スピンドルモーター)用で1990年頃から大きく伸長しました。その後、希土類ボンド磁石は、車載メーター、エアコン、カラーコピー機のトナー転写で用いられるマグネットロールなどスピンドルモーターに限らず車載用、家電用、事務機器用など我々の身近なところで多く用いられ、さまざまな用途で需要を拡大しています。

最終編集日:20230725

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