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GLOSSARY 用語集

等方性磁石と異方性磁石

等方性磁石は、磁石内の磁化の方向がランダムな状態の磁石です。 異方性磁石は、磁石内の磁化の方向が一定方向に揃った状態の磁石です。

等方性磁石用の磁石粉は1つの磁石粒子中にランダムな磁化の方向を持つ結晶が含まれ、成形時に外部から磁場を加えても異方性磁石にすることはできません。
成形後に着磁をすることでランダムな磁化方向の結晶内で着磁磁場の方向と同じ成分の磁化が強くなることで磁力を持った磁石とすることができます(図1)。

異方性磁石用の磁石粉は1つの磁石粒子中の磁化の方向が揃った単結晶もしくは多結晶で構成され、成形時に外部から磁場を加える(この磁場を配向磁場と呼びます)ことで磁石粉がその磁場方向に揃うように動き、揃った状態で固化されることで異方性磁石となります(図2)。配向磁場で揃った磁石粉は磁化を持った状態で固化されるため配向磁場を取り除いた後でも磁力を持った磁石となります。フェライトボンド磁石などではこのままで使用されることもありますが、取出し難さ、鉄粉・磁石粉の付着、後工程での扱い難さなどから固化後に脱磁処理を行い、後工程で着磁されて使用されることが殆どです。

異方性磁石用の磁石粉は配向磁場を加えずに固化することで等方性磁石として使用することができます。しかし、この場合は磁石粉が本来持つ磁力を有効に使うことができず、残留磁束密度は異方化した場合の約1/2に低下します。

異方性磁石の代表的な配向を図3に示します。

異方性磁石の成形は配向磁場の大きさや方向など技術的な知見が必要となり設計が難しくなるなどがありますが、例えば極異方性配向では対面に磁極がでない・減磁耐力が向上する・強い磁力が得られるなどのメリットがあります。加えて、配向が一見して判らないため設計の秘匿性や競合他社との差別化を意図することが可能となります。

住友金属鉱山はWellmax®材料を用いた磁石の配向設計などの技術サポートを通じて皆様の設計負担の軽減に努めています。

最終編集日:20210315

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