近赤外線吸収材料
Near-Infrared Absorbing Materials
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年々暑さが厳しくなる中、建物の遮熱対策への関心が高まっています。
遮熱を考えるうえで、暑さの主要因の一つである太陽光中の近赤外線に着目することが重要です。
住友金属鉱山の近赤外線吸収材料 SOLAMENT® は、明るさに影響する可視光を通しつつ近赤外線を吸収するため窓材や透明屋根材の遮熱用途で使用される材料です。
本記事では、近赤外線が遮熱に重要な理由、SOLAMENT®の材料としての特徴、実証試験結果、導入事例、実装方法を紹介します。
大きな窓やガラス面を持つ建物は、明るさや開放感を生む一方で、夏場は日射の影響を受け、室温が上がりやすいという課題があります。
ビル、公共施設、商業施設のような大型建物では、この影響が空調負荷に直結します。
そのため、窓の遮熱は暑さ対策の中でも重要な検討項目になっています。
ブラインドやカーテンで日射を抑える方法もありますが、建物によっては、採光や見え方を損ねやすいこともあります。
窓そのものに遮熱機能を持たせるニーズが高まっています。
太陽光には、紫外線、可視光、近赤外線が含まれています。
このうち、可視光は明るさや見え方に関わる一方、近赤外線は体感温度の上昇や部材の温度上昇に影響しやすいため、遮熱を考えるうえで重要です。
太陽光をすべて遮ると暗くなってしまうため、必要な可視光は通しながら、暑さの原因になりやすい近赤外線をどう抑えるかが快適な環境を作るポイントになります。
住友金属鉱山の近赤外線吸収材料 SOLAMENT® は、太陽光のうち熱の原因になりやすい近赤外域に着目した材料です。必要な可視光は生かしつつ、太陽光の暑さの源である近赤外線を吸収する材料です。遮熱用途で使う材料として、窓材や屋根材などの建材材料としての事例があります。
SOLAMENT®を塗布した窓材(株式会社はせがわ環境開発製「スマートコート®」)と、SOLAMENT®を塗布していない窓材を同じ環境下で温度上昇を比較しました。
図1は、サーモグラフィでSOLAMENT🄬の有無による表面温度の違いを比較した結果です。
サーモグラフィでは、温度の高い部分が赤く、温度の低い部分が青く表示されます。
左側のSOLAMENT®を使用していない窓ガラスでは、近赤外線が床に当たるため、床の温度が上昇し、画像下部の床面温度は、50℃以上の高温域が見られます。
一方、右側のSOLAMENT®を塗布した窓材では、近赤外線が窓で吸収されることで、床面の温度が35〜40℃程度に抑えられていることが分かります。
SOLAMENT®は、公共施設・商業施設・ビルなど、さまざまな導入先で採用・検討されています。
たとえば、国立研究機関や大学、機関、商業施設、工場の製造拠点での採用例があります。
| カテゴリ | 導入先例 |
| 国の機関 | 国立統計数理研究所(東京都) 国立教育施設研究所(東京都) 国立大学法人東京学芸大学(東京都) 静岡税務署(静岡県) 農林水産技術会議事務局(茨城県) |
| 商業施設・店舗 | イオンモール複数店舗 大手コンビニ数十店舗 |
| 工場 | 三菱電機伊丹製作所(大阪府) 三井化学茂原工場(千葉県) 雪印メグミルク海老名工場(神奈川県) |
採光や視認性を保ちながら暑さ対策を進めたい建物や、施工条件に応じて遮熱性能を付与したい現場で検討されています。
窓の遮熱における材料の実装方法として、主流なものに「フィルム」と「塗布」があります。
用途や施工条件によって、適した方法は異なります。
フィルムは、既設の窓に比較的容易に施工可能で、改修用途での検討が多い方法です。
透明感に配慮しやすく、既設窓への適用を前提にした検討と相性があります。
塗布は、フィルム同様に既設窓に後から施工可能で大面積や複雑形状に展開しやすい方法です。
施工条件に合わせて、窓まわりだけでなく大型建物の外装や採光部にも応用が考えられます。
高い遮熱性を活かしながら、フィルムや塗布といった様々な実装方法に展開できる点が、SOLAMENT®の特長です。
法人のお客様で、実装方法について詳しく知りたい方は、当社マーケターよりご案内可能です。
建材メーカー・施工会社の方など、お気軽にお問い合わせください。
遮熱を考えるうえでは、暑さの原因となる近赤外線にどう対処するかがポイントになります。
SOLAMENT®は、必要な可視光を生かしつつ近赤外線を吸収する材料です。
遮熱用途に使う材料として、用途や施工条件に応じた検討が可能です。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
もう少し情報収集をしたい、という方は製品詳細、ダウンロード資料をご参照ください。
[製品詳細]近赤外線吸収材料 SOLAMENT® の詳細を見る ]
[ダウンロード資料]近赤外線吸収材料 のデータシートをダウンロードする ]
この特長を生かし、窓に限らず、建物の遮熱、さらには農業資材の遮熱や日傘など、用途に応じた応用も可能です。他の応用事例に関心のある方は以下ページも参考にしてください。
[事例]真夏の農業用ハウスの室温上昇は防げないのか
[事例]大きなガラス窓の建物で室温を快適に保つには
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