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社会の変化が加速する現在、
産業を支える材料・技術にも、高度で多様な機能や特性が求められています。
当社の機能性材料の持つ特性は、大きく5つに分類されます。


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熱の制御可能性を探る

  • #熱や温度に関わる機能
  • #デバイスの熱放出を実現
  • #粉体の低温焼結性
  • #低温プロセス化
  • #設計の自由度向上
  • #高温下でも使用可能
熱伝導性

熱伝導性

熱を迅速に拡散し、過熱を防ぐ

放熱・耐熱

高温環境でも安定した動作を維持

低温焼結

低温で焼結し、省エネと信頼性向上

一般的に電子部品、特に半導体部品は高温に弱く、温度が一定以上に高くなると性能するリスクが高まるといわれています。近年の電子機器の小型化、IoT やデバイスの高性能化が進み、さらに熱対策が重要になってきました。優れた熱伝導性を有する材料を使用することで、電子デバイス内部の熱を迅速に拡散し、局所的な過熱を防ぐ放熱により安定した動作が維持され、温度変動による不安定な動作を防ぎます。
また、低温で粒子が結合する技術である「低温焼結」は、少ない熱エネルギーで処理できるため、周辺部材の熱負荷を減らし、使用できる部材も増えるため設計の自由度や信頼性を向上させます。また省エネルギーで二酸化炭素排出量削減にも貢献します。
当社では熱伝導、放熱・耐熱、低温焼結機能を持つ材料を提供し、電子機器の効率的な熱管理や高温環境下で の信頼性向上をサポートします。

光の可能性を探る

  • #光を応用した機能
  • #近赤外線を吸収
  • #光を熱に変換
  • #透明性の高い材料
  • #光エネルギーを応用 
  • #必要な光を取り入れる

光吸収

近赤外線だけを選択的に吸収

透明性

優れた透明性を持ち、顔料の色彩保持

光熱変換

近赤外線を吸収して熱に変換

太陽光には可視光のみならず、近赤外線も含まれています。当社の近赤外線吸収材料は、特定の波長の光を効率的に吸収し、吸収した光を熱に変換することができます。また、不要な熱を遮断する透明な材料でもあります。例えば、この材料を使って吸収した光を熱に変換し、暖かい衣類を作ることができます。また、必要な光を取り込み、不要な熱を遮断する窓や農業用ネットなどにも応用されています。さらに、透明な樹脂同士の溶着にも利用可能です。高い光熱変換効率を持つこの材料は、建物や車両の内部温度を快適に保ち、エネルギー消費の削減にも貢献します。

電気の制御可能性を探る

  • #電気の制御に関わる機能
  • #電気の伝わりやすい材料
  • #電気伝導率が高い
  • #絶縁材料
  • #次世代の通信技術
  • #平滑性
  • #高周波信号の低損失
導電性

導電性

電流を効率よく伝え、
電気損失を最小化

絶縁性

回路基板での高い絶縁信頼性を実現

高周波特性

高周波信号の伝送損失を低減する

電子機器の高精度化が進み、効率的な導電性は安定した製品動作を実現する上で重要です。導電性に加え、抵抗器や基板における絶縁性、さらには大容量の高速データ通信の進展に伴い高周波特性を持つ機能性材料が求められています。
導電材料は、電力損失を最小限に抑え、電気抵抗は電力制御を担い、効率的な電力供給や電子デバイスの性能向上に寄与します。特に金、銀、銅は金属の中でも導電性が高く、あらゆる電子材料において使われています。
IoTの加速を背景の1つとし、5G技術が拡大、超高速・大容量の通信が可能になっています。5G通信ではミリ波と呼ばれる高周波が使用されますが、これに適合するためには絶縁材料の誘電損失を低く抑える必要があります。誘電損失とは、誘電体に交流電場をかけた際にエネルギーが熱として失われる現象で、信号劣化を引き起こします。したがって、低誘電損失材料が求められます。

磁力の応用可能性を探る

  • #磁力を応用する機能
  • #高磁力な磁石材料
  • #磁気特性が高い
  • #磁歪材料
磁力アップ

磁力アップ

強力な磁力で効率的なエネルギー変換

保磁力

優れた磁気特性で高性能を実現

磁歪効果

磁力による形状変化を利用し、振動発電に応用

磁気エネルギーは、磁場の中で物体が持つエネルギーのことを指し、電気モーターや発電機、磁気記録装置など多くの応用分野で利用されています。このエネルギーを効果的に活用するためには、優れた磁気特性を持つ材料が必要です。
磁石材料は、永久磁石や電磁石として利用される材料で、磁場を生成・保持する材料です。これらの材料は、モーターやスピーカー、磁気センサーなどのデバイスにおいて、効率的なエネルギー変換と動作を実現します。特に希土類磁石は、高い磁力と耐久性を持つ点が特長です。磁気デバイスの性能を向上させ、モーターや発電機の効率が向上し、小型化やエネルギー消費の削減が実現します。
一方、磁歪材料は、磁場の影響で形状が変化する特性を持つ材料です。この特性を磁歪効果と言い、アクチュエーターやセンサー、超音波デバイスなどに応用されています。磁歪材料は、アクチュエーターやセンサーに利用され、精密な位置制御や高感度な検出が可能になります。

化学の可能性を探る

  • #分散技術
  • #精密加工、高性能材料
  • #高機能により添加量を削減
  • #耐薬品性
分散

分散

均一分散で材料特性
を最大化

耐薬品性

高温アルカリ溶液等の過酷な環境下でも性能を維持

微細加工性

精密加工技術により高性能化
を実現

素材の微細構造や特性、エネルギーを応用することで、素材の機能特性を高め製品特性向上に役立ちます。特に粉体材料の「分散」技術は各機能の中心的役割であり、材料の機能拡充につながります。分散とは、化学エネルギーを利用して粒子間の相互作用を制御し、均一な粒子分布を実現することです。当社粉体材料製品は高い分散技術によりシャープな粒度分布を持つ粉体材料です。こうした分散技術、ナノテクノロジー技術により材料における課題の1つとされる耐薬品性の改善にも貢献しています。
耐薬品性は、化学薬品と使用してもその性質を維持する耐性力です。当社近赤外線吸収材料は有機材料に比べると高い耐性があり、さらには過酷な高温アルカリ溶液に浸漬においても性能を維持します。
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また、材料の添加量を減らしても性能を維持することで省資源への貢献、使用範囲の拡充に貢献します。 微細加工技術により、耐折れ性や基板での密着改善など、従来に比べ適用範囲拡充につながります。